自由科学の価値について

⇒自由科学と真正性の水準 - 地下生活者の手遊び そもそも、スピーチコードとは何かと言うと、人間の考えることの7割は差別的で、それを表出すると殺し合いが発生するから、残りの3割で話しましょう、ということ。結果、PCにおいてタバコの裏書同様の「知識」…

美人投票の果てに

⇒僕は「あなた」に要求する - 地下生活者の手遊び⇒これが啓蒙コミックショーだ - 地下生活者の手遊び 了解です。「「表現の自由」と女性たちの「個々の尊厳」の衝突」について、「二人称の要請」を通して調停する、ということですね。公共圏先にありき、とい…

調停装置の在処

⇒陵辱表現が問題とならない社会を - 地下生活者の手遊び なるほど、了解しました。私の誤読についても。失礼致しました。性犯罪の暗数に言及する理路がそのようなものであるならば―― 『フロン』を書いていた頃の岡田斗司夫が「オカマエンジン」搭載のススメ…

自由の享受条件

tikani_nemuru_M 困ったもんだ "「淘汰されるための枠組」について考えておられる。それが「公共圏」です。" 失笑した。 はてなブックマーク - 性的搾取の後始末 - 地を這う難破船 「失笑」ですか。そんなブコメ番長なレトリックを書き付けている暇があった…

性的搾取の後始末

tikani_nemuru_M sk-44はわかって書いているはずだけれど、僕はいかなる「性」も否定しない。加害を問題にするだけ。最初からその論点/自律的判断主体であるという「みなし」が人権の根底にあるから「合意」を問題にしているだけ はてなブックマーク - 寝室…

万人のノイジーのために

⇒革命的非モテ同盟跡地 確かにモアスピーチを増やすべきだとか、差別的な意見を批判していくべきだというようなことは有意義であると思います。私個人の意見としては、それに賛成したいし万人がノイジーであるということ - 地を這う難破船で指摘されているよ…

寝室の市民権

⇒http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20090718/p1 「本当の」云々、と大いに誤解を招く書き方をしたことは事実です。またNaokiTakahashiさんが反論として書いておられるわけではないことも重々承知していますが、弁明させていただきますと、私は真贋の話…

万人がノイジーであるということ

⇒「表現の自由を脅すもの」書評 - 地下生活者の手遊び⇒Non-Fiction(Remix Version) | ヘイトスピーチと言論の自由 tikani_nemuru_Mさんやうちゃさんに対する反論ということではなく、私なりの補足的な見解として。 ハーバーマスの公共圏論に対するテンプレー…

蹂躙の中の自由

⇒はてなブックマーク - nanae_llのブックマーク / 2009年7月14日 nanae_ll 性 「合意がないからSM」…えーと、世の中には「SはサービスのS、Mは満足のM」という言葉もありまして(何)/まあ軽口はともかく、サディズムを「嗜虐趣味」、マゾヒズムを「被虐趣味…

周縁文化と世間様

⇒2009.7.6: 日記 佐藤亜紀様 また、遅くなってしまいました。申し訳ありません。時間が取れなかったこともあるのですが、書きあぐねていたことも確かです。認識の面では同じくしうる点が多いと考えるにもかかわらず、対立することについて。tikani_nemuru_M…

「上の口」の汚染について

⇒2009.6.30: 日記 佐藤亜紀様。 遅くなりました。申し訳ありません。『生活と意見』での『エロってどんなものかしら』も拝見させていただいたうえで、「誤解」について説明させていただきます。 凌辱表現が退廃的なものだとは、私は欠片ほども考えておりませ…

自由の核心にあるもの

些か応答が遅れて申し訳ありません。更新の時間が取れませんでした。 ⇒ロクでもないけどこれしかない - 地下生活者の手遊び ■ まず第一に、国がマンガの美術館を作るということは何ら不自然ではない。すでにある国立の美術館に並んでいる芸術作品と同じくら…

同心円の只中で

⇒http://d.hatena.ne.jp/K416/20090627/1246070435 ⇒2009-06-27 反日を在日日本人が叫ぶのと、在外日本人が叫ぶのと、在日外国人が叫ぶのは、違います。全然違う。日の丸ウンコが許されるのは在日日本人だけ。日の丸が血に塗れていようがいまいが関係ない。…

力学と理念

⇒2009.6.23: 日記 佐藤亜紀様。 整理された点については異論ありません。法規制が、されてしまうだろうことについても。私も、見通しの良い話をさせて頂きます。 いわゆる匿名者による、現実の力学を前提した、規制反対論に対する戦術指南めいた指摘に対して…

スターリンを退けた場所では

本来、佐藤亜紀氏への応答を先に行うべきなのですが、tikani_nemuru_Mさんへの応答をひとまず先に行います。佐藤亜紀様、「後回し」にして申し訳ありません。次回のエントリで応答させていただきます。 ⇒スターリニストなのでスターリンになりたくない(追記…

泣きと抜きの政治学

⇒id:seijigakutoさん、マジで言ってんのそれ? - あままこのブログ ⇒ポルノについての個人的な意見 - WinterMuteの日記 inspired byとしてリンクしますが、ほぼ独り言として。 『CLANNAD』を私はゲームどころかアニメもほとんど見ておらず、よって何も知らな…

自由な社会のセキュリティホール

⇒2009.6.19: 日記 蹂躙の肯定はこのように具体的な形を取るか、と改めて閉口したのは確かです。当然、言論の自由は個々人の傷付く心と関係がない。言論の自由を制限しうる公共の利益は個々人の傷付く心と直接には関係がない。個々人の傷付く心の問題は人権問…

懲罰としての去勢

⇒はてなブックマーク - minori kitahara column 北原みのり氏の文章を久しぶりに拝見した。「模範的被害者」「非の打ち所のない被害者」というものを世の中は求める。その場所から減点法で個別の被害者の「落ち度」や「非」をカウントする。それは権力の作動…

表象と欲望

⇒2009.6.17: 日記 性の問題は聖域ですが、暴力の問題は当然聖域ではないし、蹂躙の肯定もまた聖域ではない、というのが私の認識です。むろん「聖域」とは社会的合意の問題ですが。そのような社会的合意を採らない、という立場はあると考えます。あるいは、そ…

欲望が問われるとき

⇒リベラリズムと他者危害(追記アリ - 地下生活者の手遊び 流石と思ったけど――やはり私の見解とはこの点で決定的に相違する。 問題の深刻さや被害者の心情を知って、そのうえでなお表現したいことがあるのなら(そういう表現者もとうぜんいるでしょう)、陵…

暴力と擬似暴力、ベタとメタ

⇒「レイプレイ」と言論の自由 - モジモジ君のブログ。みたいな。 ⇒「レイプレイ」と言論の自由、その2 - モジモジ君のブログ。みたいな。⇒「レイプレイ」と言論の自由、その3 - モジモジ君のブログ。みたいな。 そのような話をするのなら、「陵辱」を「陵…

社会通念と表現

⇒いくつかの失望と怒り - いまだに落ち着きのない三十路(アラフォー) から、id:T-3donさんのコメント。 差別の受容と文脈に関しては、sk-44@地を這う難破船さんも論じていますね。正直、地下猫さんの論との差異が何処で生じるのか今一つよく解らない(か…

jobとwork

⇒簡単にまとめ - apesnotmonkeysの日記 私としては、なにごとかを「仕事」としている人間とそうでない人間とでもっとも顕著な相違は「その活動から得る収入で生計を立てているか」だと考えているので、所得補償の問題なんかは法規制派との条件闘争の対象足り…

憎悪の蓋

⇒2009.6.7: 日記 五十嵐氏の事件を引き合いに出したことは不穏当でした。弁明させていただきますが、雉を撃つな、と言っているのでは私はない。雉を撃つな、とは誰に対しても言いません。誰が何故やったのか、ではなく、官憲が仕事をしないとき表現の自由に…

「事実であろうと、なかろうと」

furukatsuさんのブックマークコメントについて手短に。 ⇒工作員発見 - apesnotmonkeysの日記⇒革命的非モテ同盟跡地 furukatsu 歴史, 思想 そこが理解できないんだ。70年前死んだ中国人のことを本気で思うことは出来ない。よっぽどkanonの方が実感があるんだ…

自由と寛容を自称する社会

⇒2009.6.5: 日記 佐藤亜紀様 ファトワと自力救済はそれは違います。これは、日本の法の問題です。問題は、ある書物を翻訳した日本の翻訳家がおそらくはそのことを理由として日本国内で殺害され、そしてそれは事件解決へと至らなかったことです。つまり、「ム…

逆鱗と道徳

⇒2009.6.3: 日記 『悪魔の詩』がそのような小説であることは承知です。当然読んでいるので、ダシにしているのではない。ムスリムが表現の自由を圧殺する、ということではない。そういうのは単に「ゴキブリどもを殺せ」というプロパガンダであり、よく言って…

NakanishiBさんへのレス

⇒「特定ポルノ」という発想 - 地を這う難破船 NakanishiBさんが言いたかったことは伝わっていますよ。だからエントリで長く引用しました。他人の「不見識」を示して、貴方はそれをスルーするのか、という問いの立て方が私は好きではない。 私が指摘したかっ…

「特定ポルノ」という発想

⇒表象は読み解かれなければならない - 地を這う難破船 スターリンと左翼と何か関係がありますか。今は21世紀ですが。佐藤亜紀が言う通り、スターリンにウヨもサヨも関係がない。左翼批判の含意はありませんよ。文脈もない。私が問題にしているのは、社会綱領…

南京事件についてシュレディンガーの猫みたいな議論をしている人は何なの?

ポストモダンなの? 史学なめてんの? 一党独裁体制の中国に学問の自由がないことと日本側資料の存在はまったく別の問題です。政治問題なのは大勢の人間が死んだ、「日本軍に殺された」からです。箱の中の猫の生死の話をしているのではない。70年前の史実の…