2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

可視的な劇場空間の死(野坂昭如の『真夜中のマリア』と『てろてろ』を読んでいる)

池袋の新文芸坐は、10周目のフェリーニオールナイトなどよりも、ヤコベッティナイトでも開催してください。モンドの狂宴。『食人族』はともかく『グレートハンティング』とか、アレは狭い自室で独りで見るものではありません。イタリア〜ンな作法と、サーカ…

さて、と(月を見上げる)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 世界史履修漏れ。どこの公立高校か忘れたが、講堂で行われた全校生徒への説明会で、壇上に立つ校長に向かって「先生方には僕達のニーズを汲んで頂きたい」などと抜かす(素晴らしいタックスペイヤー精神。進学校…

ドリャーおじさん の検索結果 約 14 件中 1 - 7 件目 (0.26 秒)

先日友人に指摘されて気が付いたのだが、私は任意のエピソードを話す際に「これは有名な話だけれども」と枕詞を付けてしまうらしい。それも地の果てな話柄の開巻に。「あの有名な東尋坊のドリャーおじさんが」ってどこで有名なんだよ。説明いるだろ。 ホラ、…

アネモネへの恋文をいつか綴るでしょう

『交響詩篇エウレカセブン』再放送でずっと見ておりました。本放送を見届けていた友人と以前に交わした会話。「いまはアレだな、竹田青磁というのは哲学者のことではないらしいね。青嗣と字面違いで」「ああ」「それはどうでもよいが、さらに、いまや吉田健…

公開書簡を受け取って

貴方から、かくも丁寧かつ冷静な返答を改めていただけるとは思ってもいなかった。マイミク切られたら日記読めないなぁ、などと眠りに落ちる頭でぼんやり考えていた私としては、大変驚き、かつ感謝している。厚く御礼申し上げる。私はmixiにまるで熱心ではな…

東京景(マイミク某氏へ)

読んでいて泣きそうになったので、トラバ。私も小児喘息でした。 http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20061026/1161820068 私の子供のころの一番の大切な人たちは木々であり雑草だったような気がする。 木々や雑草に触れることなく現代の東京で育った私にとっ…

スティーヴンズ執事の黄昏

前回のエントリに寄せられた大変丁寧なコメントに対するレスを綴っていたらおそろしく長くなりました。物理的理由によりやむを得ず新規エントリとしてアップします。なお、これは前回のエントリへの個人的責任感に基づく補足的見解の開示であって、kurotokag…

Yes Sir!

『【映画】キューブリック、“ハートマン軍曹”アーメイに「アイズ・ワイド・シャットはクソ」と告白』 上は2chの過去ログのスレタイより。簡潔に要を得ているので拝借させていただきました。2週間ほど前のYahoo!の該当記事。http://headlines.yahoo.co.jp/h…

雨の朝(フジの宮崎あおいを観ながら)

http://d.hatena.ne.jp/kurotokage/20061022/1161511135 行きがかりがありまして、個人的な反省もあり静観シフトで行くつもりでした。しかし当該エントリ自体とコメント欄の議論を見ていてどうにもフラストレーションが溜まってきたので、トラバのうえでまっ…

馬鹿と誠実

私が愛読している(マイミクの方ではない)mixi日記の大学生世代の方達の何人かが熱狂的な坂口安吾リスペクトで、彼らは安吾のシビれる名台詞の数々を座右の銘とされたびたび日記に引用しておられる。mixiの安吾コミュには名言集のトピックもあった。もちろ…

三丁目の夕日

2chの某まとめサイトのとあるエントリを呼んでいて、私もある恐怖の体験を思い出した。そう、アレは高校行かなくなり実家に籠ってた18の夏。根暗で情緒不安定な小僧のお約束で私は岩波文庫の内田百輭など食卓で読みふけっていた。食器を片付けていた母が…

日本を代表する知性達の討議を聞いての2

最近、自分のチンコに綽名を付けて可愛がってやることに凝っている。それは私個人の現実においてはエマネグラ仕様となった廃兵への臨床的介護措置の一環でしかないのだが、実はこれには深い深い意義があって、ポケットの中の野生(by中沢新一)をペット化し…

飲み屋での思い付きのweb2.0的限界

嫌われマンコの一生 の検索結果 7 件中 1 - 7 件目 (0.04 秒) 滝川クリトリス の検索結果 約 3,340 件中 1 - 10 件目 (0.26 秒) みな考えることは一緒ということか。ちなみに上は3文字をひらがなにして検索すると1010件ヒット。上はAVで下はウィルスで…

とある公開のシンポジウムで日本を代表する知性達の討議を聞いての与太

内容てんでウロ覚えで資料価値ゼロというか失礼千万なので名は伏せる。壮年の哲学研究者が淡々と語っていたそのごく一部分。 「ヒトの似姿」として人間の認知機能の再現を一直線に追及したテクノロジーのとどまるところを知らぬ発達は、とうとう人間の認知機…

いじめの件

報道は目にしたが、つくづく嫌な話だ。 私は小学校の6年は近所の公立で、中高の6年は有名私立進学校に通って、5年目で完全に行かなくなった。その理由が「いじめ」であったわけでは事実としてないが、人間関係のもつれではあったろう。 高い学費の私立校…