雑談2(私の話は死ぬほどくだらねえ話)


http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20061101/1162342571

まあ、人生、酒を止める日は来る。(ちんこが勃たなくなる日も来る)。

以下、勝手な独り言です。


酒量も減りましたが、チンコのほう、私も来ました。早すぎ。いやEDではなくて、萎えっ放しといえ排泄同様たまに身体的な処理のためだけに手っ取り早く処理してやるが、肝心の脳髄の欲望のほうがさっぱり音沙汰なし。バタイユの言う消尽(嘘)。最近、単性生殖のことばかり考えている。いや生殖の欲望はないし(手前や相方の遺伝子にかくも自信があるのね、傷物の遺伝子は歴然とあるアルよ、とぐるり見渡し御身を省みる)厳密にはゲイでもないのだが、我がセクシュアリティの単性的な完結性が欲望の衰弱を招いていることは明白でありまして。


たとえば、このところ道行く女がみな雌に見えない。いや若くて綺麗で可愛いとは常々思うが、それは要するに人形鑑定士のフェティッシュなオブジェクトへの審美と同じ。代わりに水族館のエイやイルカやオットセイに瑞々しくもなまめかしき熱い女体を感じる。ま・じ・で。いや畑正憲先生のような豪快な嗜好を私のごとき小人は持ち合わせていないはずなのだが、品川に新設されたアクアスタジアムで独り、トンネル水槽から見上げた悠々と泳ぐマンタの生殖器ばかりをまじまじと凝視して結合を脳裏に描いていた。『ゴッド&モンスター』のI・マッケランのごとき少女の欲望を宿した老人の瞳で。


以前友人から、おまえは雌雄以前のカタツムリみたいな奴だ、との言葉責めを頂戴したが、まったく貴様の言う通りだと、いま私は真顔で思う。ノイローゼだろという愛の突っ込みは却下。その気配に関しても俺は熟知している。ないでもないわな。希望します。身体の生も脳髄の性も、個人の内的体系においては丁半博打や電子演算のようにはいかぬ悩ましき生殺しの持続であるなと、今宵も玩味しつつさえない日の鯨幕をまた見送る。