まずは、NakanishiBさんと音羽理史さんと通りすがりさんへの御返事をば


最初に。前記エントリのコメ欄にて私が行った説明と問い合わせに対して、Apemanさんから、さらなる書き込みを、かつ開示的な体にていただきまして、本当に、有難く思っています。そして、Apemanさんによる新規の応答をいただいたことによって、当方が執筆している新規エントリの、その内容的な方向性は修正を余儀なくされています。つまりは、執筆に際する認識と意識において修正を余儀なくされている、ということです。Apemanさんが新規に掲示された見解に接して、執筆中のエントリの内容が変更ないし更新を余儀なくされている以上、また、Apemanさんが書き込みの末尾において「続きはまた後ほど。」と記されていたので、Apemanさんに対するレスエントリの掲示は、さらにずれ込む予定です。皆様、大変申し訳ありません。閲覧者の方々、そして何よりも9日付のエントリに書き込んでくださった、NakanishiBさん、音羽理史さん、通りすがりさんに対する当方の不義理についてお詫びすると共に、当エントリにおいて、御三方の書き込みに対する、レスポンスをまずは記させていただきます。あまりに御返事を引き延ばすのはよろしくない。Apemanさんに対しては、続く書き込みを拝読したうえで、改めて新規のエントリによって御返事をさせていただきます。ですので、こちらのエントリにおいては、Apemanさんが新規に記された事柄に関係する事項については、限定的にしか言及しません。御了承ください。とまれ、Apemanさん、他に書き込んでくださった御三方、そして閲覧者の皆様。感謝申し上げます。


とはいえ2点だけ。9日付エントリの結部、唐突に訪れた混乱を処理しきれないまま内心を吐露するみっともない〆となってしまったこと、かつそれをそのまま掲示してしまったこと、皆様に対して、お詫び申し上げます。現在、頭の整理を私なりに行っている渦中ではあります。また、11月の段階においてApemanさんとNakanishiBさんが問題とされた点に関する、現在の私の、少なくとも意識における「転回」については、やはりPVの増加というファクターが多く関係しています。12月における音羽さんとの一連の対話を契機とするのですが、現在においてもなお、当時と比して数倍はするアクセスを恒常的にいただいております。実際的なリスクコントロールやトラブルメンテナンスの問題とは別個に、さすがに、自らの言説の提示における「責任」ないし「波及効果」について、かつ無数の端倪すべからざる「視線」の存在について、意識においても勘定せざるを得なくなったということです。むろんかかる「視線」の内には、ApemanさんやNakanishiBさんによるものも含まれています。


何か誤解されているみたいですが……(後記:最後にドンデン返しがあります……) - 地を這う難破船


コメントしてくださった順番に、レスを記させていただきます。繰り返しますが、Apemanさんに対するレスポンスは、新規のエントリの掲示によって包括的に示させていただくこと、御了承ください。


・NakanishiBさん

追記ですが、Apemanさんの改変テンプレに関してのコメントで私が意図したことは、sk-44さんのエントリーは、プライベートな状況からオープンな状況へと媒介なしに移っているので、Apemanさんのテンプレの方がwebの機能に関する結論へ(違ったものになるけど)きちんとつながるという意味でした。


ええ、そうであろうと思います。当該のエントリにおける構成的な瑕疵については、改めて認めます。複数の目論見というか、自らの問題意識を詰め込もうとした結果、文脈的な接続においていささか破綻しました。前記エントリより自己引用しますが、

以下はあくまで私の見解ですが、上記の意味において、テンプレートの改変段階においてApemanさんの恣意、というか私に対する批判的な意図が介在しているのであろうと、考えますが。


というのは、事実そうであったようです。むろんこの場合の「恣意」とは、批判的な意図が前提されている以上、肯定さるべきものです。とはいえNakanishiBさんによる補足がなかったなら、私はともかく、多く当方の閲覧者にとってはApemanさんの「批判的な意図」の、その「真意」については、精確にはわかりかねる類のものであったとは、思います。ゆえに、NakanishiBさんの補足的なフォローについては、当ブログ管理人としても大変に感謝しています。当然のことですが、ブログ主に対する批判は当該ブログの閲覧者に対してもまた明示的な体によって示されるべきものであると、私は思うので。

>「反web的な」ブロガー
 極めて雑駁な書き方をしましたが、私はごく普通にweb上での主流の言説や行為の仕方に批判的という意味でした。そして、私の考えでは脊髄反射的な反日批判、嫌韓厨や私は中道と言いたがる方々もその中にバリエーションとして入るのです。


おそらく現在の理解で正しいのであろうと思いますが、そうであるなら、9日付エントリにおける以下の記述にはちゃんと接続します。当初のNakanishiBさんの発言に対する私の解釈は、やはり「誤読」によるものであったようです。自己引用。

「「反web的な」ブロガー批判とも読めてしまう」そのことも認めます。そうはならないように能う限り注意して「まわりくどく」記した結果、ブクマコメントにおいても悪評紛々の文章となってしまったことについては反省する限りではありますが。


1点、私の認識から注釈を加えますと「反web的なブロガー」に「脊髄反射的な反日批判、嫌韓厨や私は中道と言いたがる方々もその中にバリエーションとして入る」と私もまた思いますが、事実としてそれに限るものではありません。むろんそのことは「その中にバリエーションとして入る」と記されたNakanishiBさんは、認識されていることと思います。あくまで私が示した事例に対するバランスを意図してかかる注釈を加えてくださったのだと、思っています。適切なフォローとしてのインフォ、感謝しています。

>enemyoffreedom
 これは本気で疑問なのですが、sk-44さんが彼の行動を今回遺憾に思い、これまで思わなかったのはなぜでしょう?。この方は終始一貫こういう方です、その行動を楽しむなら自らにも火の粉が来るのは覚悟すべきでは?。


いえ、そういうことではありません。私の認識においては「火の粉」や「覚悟」といった話とはちょっと違います。まず、私は単に、方々にてenemyoffreedomさんのブックマークとコメントに遭遇し、印象的なものが多かったがために「方々にて楽しく拝読しておりました」と記しました。NakanishiBさんによる指摘を受けて初めて、enemyoffreedomさんのブックマーククリップを、はてなid単位でまとめて、確認的にいささか遡行して参照しましたが、やはり、あくまで私個人は、ということですが、総体においては悪印象は抱きませんでした。もっとも「揉め事」タグを頻繁に付ける方であること、かつエントリからの摘出的な引用を頻繁にブクマコメントにて記される方であることは、以前から存じ上げていました。むろん自由であり、かつ、現行のはてなとはブックマークシステムとはそうしたものである以上、はてなユーザーでもある私がそのこと自体に、ないしそうしたブックマーカーの行為自体に異を唱えるつもりはありません。


私自身は(単に時間的に手が回らないということもあり)ブックマークサービスをほぼまったく利用していませんが、自らの開示した個人的な見解が複数的な無数の相対性の地平に開放されることを無条件に是とする私が、ブックマークシステムに対して批判的であろうはずがありません。私はあくまで、自らに対するブックマークは原則的に大歓迎です。ただし、自らのエントリに対して付記されたブクマタグないしコメントに対して、明確な違和ないし不快を覚えた際には、文脈的な理由を閲覧者にも了解可能な体によって明示したうえで、個人的な抗議ないし苦情を明記することもあります、ということです。そして、そうしたブクマコメントの主が自分の見知らぬ、自らの興味をあまり引くことのないはてなユーザーであったなら、元来ブクマコメントとは相互的な対話を前提しないものであるがゆえに、対応するかはわかりかねる、ということです。


NakanishiBさんがenemyoffreedomさんについて「終始一貫こういう方」と評する、おそらくは批判的な意図の込められた「こういう方」の示す意味が、精確にはわかりかねているのですが、御本人のブクマタグならびにコメントをまとめて拝読し、かつ御本人のダイアリーを確認した限りにおいて推測するなら、あくまで事象に対して当事者的なスタンスの欠如した野次馬的な「ウォッチャー」でしかない、ということでしょうか。そうであるとするならば、ですけれど、私は、そうした意識における非当事者性をシステムにおいて帰結してしまいかねない、ブックマークサービス自体が蓋然する野次馬性については、認識したうえで、問題はないと考えますし、あるいはそれこそがブックマークシステムの醍醐味とすら思います。もっとも、たとえば、それこそSchwaetzerさんや、あるいは音羽さん自身が、音羽さんをめぐる一連の事態に対して問題とされているような事項(多く相互性を構成し得ないブクマコメントならびにタグの集中によって、結果的には一方的な批判の構図やネタ的な文脈が確定的に形成されてしまうこと)については、その問題意識に対して私は、部分的かつ限定的に同意します(全面的に同意するわけではないけれど、という意味です)。ついでに申し上げれば、その点に限るなら、「非当事者的」と自身が判断したブックマーカーに対して片端からidトラックバックを飛ばして自らの不快を明確かつ明示的に表明していた音羽さんの、その姿勢については格好良かったと、私個人はこれは本気で思います。あえて、TBを送りますが。


http://d.hatena.ne.jp/gerling/20061008#1160241388


その……口調と言い方はともかく(私は慣れて麻痺してしまった)、また挙げられている個々のブックマーカーに対する私個人の見解は措きますが、また幾人かの方達の、音羽さんとの過去の経緯についてもあえて措きますが、こうしたエントリにおいて示されている音羽さんの怒りに対しては、またかかる怒りそれ自体の正当性については、一般論としても、上記エントリにApemanさんが書き込まれているコメントにおいて示されている文脈を踏まえたうえで、あくまで私個人は、ということですが、認めかつ肯定しています。つまりは、システムの弊ないし問題を言挙げるのでなければ、以降は当事者的な事態としての個別的な事例に接した際の、個人のスタンスの問題であるとは思います。当方の5日付エントリのブクマコメントにenemyoffreedomさんが記された追記を読む限り、当該のApemanさんの発言の引用についても、ことさらな他意や恣意なくクリップされたもののようです。なら私も、あくまで私個人は、ということですが、不快は消えます。なるほどそういう方か、と私は思いはしますが、個人の自由ですから、構いません。とはいえ即時的に私が苦情ないし不快の表明を記すことも、自由ではあります。


大仰に言うなら、相対性の地平において、個人が個別事例に接した際に、意思的にいかなる姿勢ないし行動を示すか、ということです。再度、記しておきますが、現在においては、enemyoffreedomさんに対する不快は、少なくとも私個人の内部においては、ありません。なお私は、enemyoffreedomさんをあくまでブックマーカーとしてのみ認識しているため、御本人のダイアリーについては、私個人としてはあまり言うべきことはない(というか今回の件にて存在を知った)。何かを言うモチベーションが発生しない、つまりはブロガーとしては意識していない、ということです。ゆえにidトラックバックを送る意思はありません。目を通されていることでしょうし。


たとえば、昨年11月の末に批判的なブクマコメントをいただいて以降、私はMacacaFuscataさんのブックマークにおける活発な活動について、現在に至るまで御本人のブログと合わせて興味深く拝見してきました。直接的な理由は単に、当該のブクマコメントにおける批判の意図が掴みかねたためですが。私はMacacaFuscataさんのブックマークを用いた活動に対して、個人的な違和を抱いてはきましたが、11月末以降のそれらは私に対する言及として向けられたものではなかったため、およそ多くの人はそうであることでしょうが、明示的に問い合わせる意思はありませんでした。個人の自由、です。今回、Apemanさんのブログエントリにおける2度のコメントならびに当該エントリに付記されたブクマタグにおいて、私のエントリに対して言及してくださいました。MacacaFuscataさんは自らのブックマークに付随する責任の所在を明確化している(エントリにはすべて目を通しています)うえにその姿勢においても一貫している、決して「非当事者的」なブックマーカーやコメンターではない。ブロガーとして私は認識しています。


しばらくは物理的にも無理とは思いますが、11月末のブクマコメントの件についても合わせて、後日改めて、おそらくはトラックバックによって問い合わせをさせていただくことになると思います。誤解を避けるために言わずもがなのことを記しておきますが、言及を受けたエントリの執筆者として、言及内容の意図について開示を求めるということです。開示していただかないことには、私もまた対応的な見解を記しようのないものではあるので。一応、その旨を今明記しておきます。言うまでもないことですが、問い合わせるに値する方と私は考えているから、ということです。


NakanishiBさん、先方と当方の双方における、あくまで私にとっては、ということでしかありませんが、適切かつ的確と思える新規の書き込みについても、ここに厚く御礼と感謝を申し上げます。本当に、ありがとうございました、かつ、助かりました。


音羽理史さん


どうも。遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします、とまで記す気にはさすがになれませんが(貴方も同感でしょう)、こちらにいらしてくれてよかった。先方における書き込みを全文転載までした甲斐がありました。私は、別に貴方に対して当ブログのコメ欄への「出入り禁止」を言い渡した覚えはありません。わざわざ当方の新規エントリのURLを先方のコメ欄に掲示して言及するくらいに、私のエントリに対して異論や批判や不快感を抱き、かつそのことを示したいのであるなら、およそ文脈違いの他人様のブログに書き込むよりも、TBでも構いませんが、私に対して直接示すなり突きつけるなりしてください。私もまた新規のエントリにおいて貴方について言及している以上、貴方には私に対して直接的に異議をぶつける権利があります。私が記している内容に対して異議や批判や不快があるなら、直接こちらに記してください。少なくとも貴方が本名によって記してくださる限りにおいては、いつでも歓迎です。対応については、貴方に限ったことではなく原則において、個別的です。つまり、無内容な、ヒキョーでヒレツな書き込みであるなら「スルー」します。あるいはその旨指摘します。対応する必要がないとこちらが判断した書き込みについては、対応しません。


再三に渡って記しておきますが、他人様のブログのコメ欄において当方の新規エントリのURLを先方に対して読めとばかりに掲示したあげく私に対する貴方の個人的な文脈、あるいは貴方と私との対話における文脈に準拠した「批判」を独善的な調子で綴るのは、ごく単純に先方にとっては甚だ迷惑な振舞いですから、自粛してください。Apemanさんは違ったようですが、Schwaetzerさんは明白に困惑されていたと思います。私は、11月末から12月の段階において、Schwaetzerさんが貴方や小倉秀夫氏について肯定的に評したエントリを再三掲示していたことを当然リアルタイムで知っていましたが、明示的にも、またほぼ暗にも言及することは、あえて避けてきました。敬意を払っていたがゆえに、当方における事態に巻き込む気はなかったためです。かつ準拠する見解についても多く異なっていた以上、閲覧者に恣意的な関係性の介在について疑われたくはなかったためです。おそらく先方も同様でしょう。であるからこそ、もはや再度、直接的にTBは送りませんけれど、今年に入ってからの、私がTBを送らせていただいたエントリの、そのコメ欄において先方が貴方と交わした応答について、記されたブックマークコメント、


はてなブックマーク - 2007-01-06 - おしゃべりSchwaetzerの飲んだくれな毎日


リンク先のrunさんによるブクマコメントに対して、自らのエントリにおいて引用されたうえでSchwaetzerさんが明確な不快を表明したことは、あくまで私個人には、ということですが、理解できることです。そのような事情ないし相互的な暗黙の配慮の存在について、貴方はまったく意に介していない。ともあれ。

> なお言うまでもないことですが、音羽さんもまた同様の「類型性」をこちらも含めた方々の場所にて示していました。

何のことですか、一体?
貧弱な議論にしかならないから、貴方の一方的な納得を他人に押し付けるのは、止めたほうがいい。


たぶん、貴方は本気で問い質されているのであろうと思うので(であるから「書き込むのも嫌」な当コメ欄にあえて書き込まれたのであろうと思いますが)、またこうした裁断を不本意に思う貴方の心境については理解もしているので、わかりました、私が言挙げてきた、意識における「類型性」の存在を認定し得る、対外的な表出としての「言説」に即した判断基準について、あくまで私個人の文脈から、ということですが、記述によって、あえて乱暴かつ簡潔に定義します。つまり。


他者と共有可能な下部構造/基底構造なきままに展開される、相対性を前提もまた構成もし得ない、個人の私的審級/内面的審級にのみ準拠した「議論」ないし「言説」、およびその削除ということです。


貴方はお認めにならないことでしょうが、私は、昨年の10月以降に貴方がこちらも含めた方々にて示してこられた言説と、その削除は、上記の定義にまったく該当するものであると、個人的には考えています。「例証」を行うべきでしょうか。


以降の貴方の書き込みについては、Apemanさんに対するレスとしての新規エントリの掲示に際して、後述することとします。


・通りすがりさん


はじめまして、ですよね、もし違っていたら申し訳ありません。あくまで丁寧な口調による的確な御指摘、ありがとうございます。恩に着ます。おっしゃりたくなる気持ちは大変にわかりますが、音羽さんについては、あくまで私の発言に対する反応であるなら、こちらに何を書き込まれようともブログ主としては無問題であり、また付き合う責もいささかは存在するという気がしています。ですので、御心配なさらないでください。切に感謝申し上げます。


Apemanさんに対するレスとしての新規エントリ、日曜月曜に掲示できるか、ちょっとわかりません。皆様、遅筆で申し訳ありません。書き込んでくださった方達も、ありがとうございました。音羽さんも含めて。