遅ればせながらメリクリ


と、いうことで、お付き合いくださった皆様、お疲れ様でした。ちょうど聖夜をもって終幕、と相成りました。音羽理史さん=gerlingさんからトラックバックのうえで(ありがとうございます)明確な御返事をいただきました。再三記した通り、行動としての切断は自由ですし誰であれ尊重します。実は、昨日の朝方、出かける以前に音羽さんによるコメ欄の書き込みを読んだ段階では、私が目を切っていた歴然とした行き違いないし認識の相違に気付き、いささか自省していました。「俺(=音羽さん)の言ってるのはそういうことじゃないんだ。」ええ、今なら私なりにわかります。もはや音羽さんに宛てるつもりはありませんでしたが、総括として例の件をめぐっての、自らのスタンスおよび音羽さんに対して取った言説の態度について、遅まきながら気が付いた反省について記そうとは思っていました。もはやその要はない、ということでしょうが、ここまで義理堅く見届けてくださった方達のために、少しばかり。


それは、ディスコミュニケーションケーススタディでもあり、おそらくは一般的かつ普遍的な問題の所在であり、(音羽さんに限らない方にも指摘された)私個人の悪癖でもあり、三島由紀夫的に言ってみるなら認識家と行動家の、任意の事象への対応をめぐる断絶でもあったでしょう。ごく簡単に言えば、私の言説は動的な現実の「具体的な事象」を事後において静的な認識の領域に抽象して「縮減」させ言語的に規定してしまう、大仰に言えば「フレーミングの暴力」の行使であったのでしょう。それは音羽さんにとっては「現実の瑣末化」と「具体性の抽象化」に拠る、炎上に象徴された一連の深刻な事態の言語的な再定義による捨象と無害化として、私の恣意的なフレーミングによる操作とも映ったでしょうし、音羽さんがそうした私の言説的な態度に憤りそれを非難されること事態は、まったく妥当ではあるな、といま私は自省を込めて思っています。かかる「態度」に対する批判とは、音羽さんひとりが私に対して向けたものではなく、こと少なくともWebにおいては、一般的かつ普遍的に検討され得る課題でもあり、実際方々でおよそ批判的に言挙げられてもいます。とはいえさすがに、自らのブックマークに(批判意思を込めて)「自分は中道」タグを付ける類の感性には、個人的にはいまひとつ付いていけませんが。かかる前提的な認識に対する単なる指摘に尽きる行為が批判ないし批評となり得ると思う感性に、付いていけないのです。批判自体は妥当であると、私が考えることを明記しておきます。つまりApemanさん、貴方がそう思われたこと、かつ一連の私のかかる言説が「対外的にそう受け取られ得る」類のものであることを、私は認めますし、貴方の指摘については、私もまた自省と共に同意します。筆者の意図においてことさらに「魂を込めて」エントリを記した結果が「魂がこもってない」と受け取られ得るということ、それが私の、貴方とは異なる資質なのでしょう。


かかる批判の妥当性を認めたうえでなお、自己がいかなる態度を選択するか、それこそ個別的であり倫理の領域に属する事柄です。音羽さんの場合は、あまりに言説化というパブリッシュにおいて自失点が甚だし過ぎるがため、多く共感を得られるものではありません。ただし、繰り返しますが、かかる問題意識自体、そしてそれに準拠しての、最後に私に対して投げられた非難に含まれてはいる「批判」の本質性自体は、少なくとも私に対して、かつ上記の点においては、妥当性を一概に欠いているとは言えないと、かかる批判を向けられた本人としては、皆様に対して記しておきます。


前記のエントリについて、その「冗漫」な長大さも含めて(誠に申し訳ありません、とこの点は音羽さんに対しても思います。最後まで読んでくださった方はどのくらいいるのだろう、まして関連エントリの一切を)、ブックマークコメントにて幾人かの方から苦言を呈されました。切に有難く思います(特にzaikabouさん、ありがとうございます。私もまったくそのつもりであります)。私も同様です。そして、前記のエントリに対して、Regretさんからはてなポイントを送信していただきました。ありがとうございます。匿名の方からは、相当に大きめのはてなポイントをいただきました。本当にありがとうございます。御二方に対して、厚く、厚く御礼申し上げます。あれほどの超長文を徹夜で記したことは、音羽さんにとっては「不愉快」としか受け取ってもらえなかったようですけれど、少なくとも音羽さん以外の方にとって一概に無駄であったわけでは必ずしもないのであると、力付けられました。


そして何よりも、決して無内容な罵言にとどまることのない書き込みを、長文であれ短文であれ関連エントリのコメ欄に(時には幾度も)記してくださった皆様、本当にありがとうございます。そうしたコメントは常に音羽さんの独断的な書き込みに対する適切な相対化として機能し、おかげで私は音羽さんに対して管理人として当然要請されるべき辛辣な突っ込みを記す要を意識せずに済みました。また、私の不案内な分野における音羽さんに対する突っ込みや指摘や批判、インフォや忠告や諌言に至るまで、私が拾い漏らした球についてもフォローしていただき、有難く思います。管理人として、そして1ブロガーとして、心より感謝申し上げます。


以下、ようやっと記せる、13日付以降のエントリに書き込んでくださった皆様に対する、個別的なレスです。お待たせしました。書き込みをいただいた順に御返事させていただきますが、もし万々一レス漏れがあったなら、大変申し訳ありません。その旨御指摘ください。なお、昨夜(今夜も)、音羽さんが自ブログに書き込まれたコメントに至るまで削除していることに気が付き、慌てて、音羽さんが書き込んだ関連エントリ一切の魚拓を(以前他の方に取っていただいたエントリについても、音羽さんによるさらなる新規のコメントが書き込まれているので改めて)取っておきました。なぜか再度トラックバックが届いている音羽さんのブログエントリでは、JANJANにてオーマイニュースを批判する記事を掲示した森下泰典さんが、書き込まれています。僭越ながら、お気持ちについてはお察しします。それでは、皆様にレスさせていただきます。


・ドクターさん。


再度再度の音羽さんの無体に対する書き込み、本当に、ありがとうございます。そして、色々と申し訳ありません。深くお詫びします。たぶん、私がここで余計なことを言うと、またドクターさんが余計なフォローをしなければならなくなってしまうと思いますので、私の僭越については、お詫びのみをはっきりと申し上げます。私なりに、やれることは限界までやったつもりです。自らのスペックをオーバーして「長い」等々の悪評を呼ぶ結果と相成りました。たぶん、私はWebにおいても喋り過ぎる質なのです。


音羽さんがなぜドクターさんに対して無謀にもことさらに攻撃的であったのか、後述しますが1年以上前の別所における記録を確認して、ああ、これも癖であったか、と理解しました。少なくとも、音羽さんの言説の論外性ないし論外以下性については、ドクターさんが幾度も書き込み指摘してくださったことによって改めて知れ渡ったとは思います。専門性の領域以前に、音羽さんによる「社会的」な発言は、今後多くの人間から省みられること自体がなくなるでしょう。イジられて肴にされて完です。まったく自らが撒いた種です。


私の瑕疵ないし事実誤認に対するものを含めた「具体的」な指摘は、これから「仁義を切る」予定の方に委ねざるを得ないと思います。私もまた私なりに「諦めた」部分が山ほどあり「救う」気もまた一切失せました。とまれ、このような「非科学的」で「非論理的」な文系野郎のブログに幾度も貴重な書き込みをしてくださり、厚く御礼申し上げます、と謝罪と共に、再度申し上げます。当ブログの本来の方向性から言って、継続的に拝読していただくことはおそらく難しいであろうこと、残念には思います。><さんが言われる通り、様々な人間が音羽さんという引力に拠って一時的にも邂逅した、そのこと自体はまったく僥倖であったと、今後通常営業に戻るであろうブログの管理人は、多少淋しくもあるけれど、心より嬉しく思っています。


・七誌さん


改めまして、はじめまして。『シム宇宙』にて立て続けに音羽さんを斬りまくっていたその姿勢、見事でした。敬服しましたし、当時「刮目」していたのは私でした。こちらでも音羽さんを斬ってくださり、感謝します。音羽さんは内輪だのコンセンサスだのあるいは社会だのと宣う以前に「物事の道理がわかっていない」というレベルであって、物事の道理を明確にさせていけば音羽さんの言説など勝手に自壊していくものではあります。道理の前に屁理屈は弱い。音羽さんは「道理など自分は認めていない」つもりであるのかも知れませんが、単に道理がわかっていないだけです。ですから(括弧付きの)「道理」とされるものを疑ってみたなら「反語」としてクリティカルに機能すると思っているらしいのですが、現実にはそれは屁理屈としてしか現れてこない。所詮屁理屈というのは、まともな知的人間であればいくらでも突き崩しようがあるものですから、『シム宇宙』において以上指摘されまくったことは、当然の結果ではあります。


私は今回、音羽さんの評価が底値を打っている理由を、そしてそれは外的なファクターにまったく帰し得ないものであることを、追確認しましたが、これも後述しますが、どうやらDisにおいても無能のゆえに無力な方であるようです。私がそうであるとは言いませんが、たとえば七誌さんやfw0さんやmuffdivingさんその他多くの方々のような「まともな知的人間」が公開の場でちょっと叩けばたちまち反応することが改めてよくわかりました。現行では同様であることも。つまりは、物事の道理を明確化させたくらいで自壊する「反語」やDisは、無意味で無害でな屁理屈に過ぎない、という当たり前の事柄についてもまた追確認しました。屁理屈は、理屈には最終的に勝てません。


・金田真一さん


はじめまして。音羽さんに関する(いささか意地悪いけれども)まったく的確な論評と要所要所における突っ込み、ありがとうございます。おかげで私が音羽さんの暴言に対して「毒舌担当」を務めずとも済みました。その点、まったく皮肉でなく、sakimiさんに対してと共に、厚い感謝と御礼を申し上げます。実は、先般、音羽さんのブログのコメ欄にURLが貼られていた、町村弁護士の昨年10月のブログエントリのキャッシュ、その長大なコメ欄に目を通していたのですが、金田真一さんやsakimiさんは1年以上前からの音羽さん(ないし小倉秀夫氏)との経緯が存在したのですね。私はそういった経緯を存じ上げないままに音羽さんに対応していました(fw0さんやmuffdivingさんも同様であったのではないかと思います)。私は検討されている議論自体については甚だ疎いのですが、当該のキャッシュやそれと関連してトラバされている音極道茶室のエントリを(コメ欄に至るまで)拝読した限りにおいて私が確認し得ることは。


http://66.102.9.104/search?q=cache:sZIMyAjB_S8J:matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/10/online_90a7.html+%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%9F%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%84%E3%82%8A%E7%9B%B4%E3%81%9B&hl=ja


医学に限らず法学までも……町村先生に対してまで……専門性を敵視し専門家に噛み付くのは昔からのようですね。「議論もどき」の癖も。当ブログにおけるそれはいったい何周目の反復なのでしょうか。かなり、呆れました。上記の経緯に目を通した限りにおいても、音羽さんの言動に対して突っ込みたくなる気持ち、大いにわかります。というか、正直なところ、sakimiさんについてもそうですが、本当に助かりました。ありがとうございます。


・sakimiさん


改めまして、はじめまして。15日付の最初の書き込みに対してレスもできないままで申し訳なく思っていたところ、続くエントリ以降の書き込みにおいて音羽さんに対して的確な突っ込みをもって追撃してくださって、本当にありがとうございました。音羽さんも最後にはsakimiさんを無視しきれず、隙だらけの杜撰なレスを記しておりました。ろくに御返事もできないままエントリにて言及してしまったこと、申し訳ありません。お気を悪くなさらないでください。私個人はいわゆる「思想的傾向」なるものを摘出的に言挙げて他人を判断する趣味を持ちません、などと記すとまた「自分は中道」とか勝手に認定されるのでしょうけれど。一般論として、レッテルマニアにはいささか「うんざりしている」ものです。2ころだのネット右翼だのと、音羽さんは典型的にそうなのですが、議論の「切り分け」を行う意思と能力がなく、その必要すら感じないままに「倫理的」に全否定する。むろん議論を「切り分け」たうえで、たとえばいわゆる「ネット右翼」を的確に批判している方もおられるし、そういった分別を持つ方に対しては私は「思想的傾向」の左右を問わず敬意を払っています。


私は論理学にもまた疎いのですが(何に詳しいんだ)、sakimiさんのブログにおけるわずかなやりとりに関しても、1年前の音極道茶室にて繰り広げられた「議論もどき」に関しても、言い得ることは、音羽さんが(自らが思う)「議論」に際して採っている方法は対外的には「屁理屈返し」としか受け取り得ないもので、悪意をもってやっている確信犯(誤用の方)であるのかと考えていたところ、どうも自分なりの「個人的大義」に準拠しての意思的な、つまりは通りすがった断さんがおっしゃる通りの「正義感」ゆえの振舞いであったらしい、とするのが私の見解です。もっともそれもケースバイケースであって、明白な故意ないし悪意に基づくはぐらかしや屁理屈返しもまた多いわけですが。現在の自ブログにおける森下さんに対するレスが露骨にそうですし、sakimiさんのブログにおけるそれも半分はそうでしょう。つまり、音羽さんが勝手に早々と認定した明確な「敵」が対象であるなら。屁理屈返しとはぐらかしの術にはいささか長けているわけですが、である以上、音羽さんの発言の一切がそうであってそれでしかないと他に受け取られたところで、まったくの自業自得なのですけれども。ミスリードの種を自ら撒きまくっておいて、第三者に自己の言説が理解されないと嘆き難じるのは、途方もない認識錯誤では、あります。「考察」に数万字を費やした者として自信を持って私もまたかかる形容を解禁しますが、つまりはコドモですね。


「ひょ(っ)としたら、コメント削除も観測者に判断材料を与えない為の行動なのかもしれません」いえ、sakimiさん、私見に拠るなら、コメント削除という行為自体がそもそも観測者に判断材料を与えることを理解も認識もしないままに平気で行動に移す点こそが、いわゆる厨なのです。「つまり自己満足でしかない」。「観測者」の存在自体が眼中外(というか認識外)であるから、言動の一切が対外的には裏目裏筋となる。「観測者」を前提するという発想がない。私にとっての「観測者」が指示するものは、ウォッチャー以前の閲覧者全体のことです。「根拠がある数字を否定する人間には、相手の論理を使って反論するしか無いんですよ。」ええ、とりあえず「音羽理史の内在的な論理」については、いささか通牒しているという自負がありますが、まったく自慢にならず今後の役にも立たない自負ではあります。とまれ「勉強」にはなりました。音羽さんに対して接触を図ることも、今後私の側からはないでしょう。


・08:32さん


はじめまして。まさに「正当な論評」をありがとうございます。(16日付コメ欄)「(前略)相手を不愉快にする言を平気で吐く。これでもトニオは自分の発言は正当だと思っているんだから笑ってしまいますな。」ええ、その通りです。音羽さんの主観においては正当であるのでしょう。音羽さんは主観と客観の二項的な対立を持ち出すのですが、表現としての価値的な論評における客観的な正当性などというものは、ないのです。表現における大義としての価値的な正当性とは、主観的な正当の暫定的な集積によってしか確立し得ないし、それすらも多く恣意性を逃れ得るものではないのですけれど。つまりは文脈の提示が要請され文脈に拠って左右される。簡単に言えば、個人的なDisへの同意をいかなる文脈に拠って担保し実際的に調達し得るか、ということです。かかる同意の調達に対して音羽さんはまったく省みず労を払おうとしない、つまりはDisに代表される個人的な論評を文脈的な担保に拠って公約数化するという発想がないし、ひいては非説得的であるがゆえに、Disにおいても説得力が皆無であるのです。


多く主観の領域に属する個人的論評を公約数化することによって同意を調達するために、人がいかなる複数の文脈を担保し具体的な方法論を個別に所持しそれを行使しているか、あるいは普及したメソッドやレッテルの濫用に拠ってサボるか、そもそもそうした考え方自体を、音羽さんは持ち合わせない。つまりはDisり屋としても落第である、ということです。ただ口が悪いだけの人間が第三者からも反感を買うことは、それは決まっています。口が悪いならその裏打ちを持たないとまずいことになるとは、思います。単純に一般論的に言って、他人を馬鹿と公的に呼ぶならかかる形容的な表現を用いる理由とそれが拠る文脈を明示し、かつそれに対する同意の調達を企図しなければならない。つまり任意の形容的な表現の正当性とは公約数的なコンテクストの明確化によって担保されるということですが、そういったことは考えていないでしょうね、音羽さんは。


・><さん


改めまして、はじめまして。やむを得ないながらも、オーマイニュースについて本心とはいえ、無知と偏見に基づく勝手な事柄を色々と記してしまい、申し訳ありません。これは外交辞令ではまったくなく、><さんの市民記者としての活躍には期待し、また注目させていただきたく思います。私は所属的な「肩書き」以前に言説と人物を見る、ということです。音羽さんはつまりそういうことであった、ということです。記者として云々とは言わない、といちいち私が注記していたことの内実が、音羽さんが「記者(という社会的な文脈に規定された価値的な概念)」にそもそもまったく値しない(本人の希望通り)とする点に多くあったこと、音羽さんはまったくわかっていなかったようです。「で音羽さんは「ウェブ上の資料なんかでたらめ」と主張したわけだけど、これに対する答えは「ウェブ上にも信頼に足る資料があるよ」でおしまい。」ええ、おしまいなんですよ、本来。おしまいの先の話を音羽さん個人に向けて記してきたつもりではあったのですけれども。私にハートがなかったためなのでしょう、本当にそう思います。



以前、音羽さんにおける謙虚さの欠落や認識の偏狭さをその年齢によるものと記しましたが、まず自らの認識の甘さについて、かつ、それが音羽さんと同年齢同世代の方達に対する甚だしい侮辱を意味することに気が付いて、大いに反省し考えを改めました。21歳の頃の自分が無知で馬鹿で痛かったからといって、それを一般化してはまったくいけない。><さんの書き込みを拝読してもそう思いますし、前記エントリをブクマのうえ苦言を呈してくださった方のひとりのダイアリーを拝見したところ、その方が音羽さんと同年の生まれであると知って、いっそう反省しました。当然のことですが、音羽さんとは雲泥の内容であったので。というか、自らに撥ね返る話ですね。最良の鏡。本来こうした傾向のブログではないがゆえ今後もお気に召していただけるかブログ主としてはわかりかねるのですが、こちらこそ、今後とも宜しくお願いします。たまにでも楽しんでいただければ、管理人としてこれに勝る幸いはありません。やはり、気楽な楽しい話に勝るものはありません。


・>さん


はじめまして。ナイスな突っ込みに笑ってなごみました。(16日付コメ欄)「実はOMNに内定が出てたりして。」私はオーマイニュースがどのような形で具体的に運営されているのか、NEWS23の特集を見てもやはりよくはわからないのですが、音羽さんのような「私的動機」(それ自体は無問題ではあります)のみをもってオーマイニュースに参加されている方に対して、組織としてどのようなスタンスをもって臨んでいるのであろうか、とは思います。それで構わないとOMN側がするのであれば私は構わないのですけれど。単なる自由投稿の場ではなく、あくまで審査している以上、記事の掲載責任は少なくとも編集部にあるわけです。その上で掲載された記事に対する「応答責任」を記者個人に多く委ねてしまったうえで、発生した問題に対するおよそ最悪のフォローを現行においてしてしまっているのではないかと、門外漢としては勝手に思ったりもします。書き込まれたコメントに対して「対応しない」こと以上に「削除する」ことはまずい対応です。せめて小倉秀夫氏のように個別に対応する気はなくとも「開放」しておくべきであろうとは思います。


・esさん


はじめまして。ROMしてくださっていたうえにわざわざ書き込んでくださって、ありがとうございます。および、当ブログコメント欄にて繰り返された音羽さんのさらなる無礼と狼藉について、管理人としてお詫びします。申し訳ありません。音羽さんに関して「ダメ押し」をした手応えはありますので、リカバリーなき今後の音羽さんに無害な悪態以外の何がし得るのか、私は想像しかねます。esさんがmuffdivingさんのコメ欄における過熱する状況を「仲裁」されようとして「辟易」されていったこと、現在のログを確認してもわかることです。そして音羽さんに対して「辟易」することは、まったく当然のことです。最初から覚悟していた私ですらしまいにはそうなった。であるがゆえに、音羽さんの当ブログにおける再三の言い種に対して私は腹を立てたのです。ならはっきりさせようではありませんか、と。もっとも、現在の音羽さんにDisられて名誉が毀損される人などいませんが。かつ、私は勘違いしていましたが、それは音羽さんの評価が底値を打っているからではなく、単に音羽さんのDisが上記の理由により下手であるから無力でしかない、そのゆえです。


おそらく、esさんが強く感じて(当時からすでに)おっしゃっておられる通り、そして私が記した通り、音羽さんには自らに向けられた発言内容と発言者に関する、それこそ「切り分け」ができていない、言説の区別と分別ができないのであろうと、思います。それゆえ盲滅法に、自らに対立的であると勝手に判断した、実際はごく穏当で妥当な発言に対してまで片端から非礼と暴言をもって報いる。それは言論の場に立つ資格が、というか能力が、ないです。任意の事象をめぐる検討に際して、たとえばドクターさんが医学面をめぐる検討を、あるいはesさんが金銭面をめぐる検討を、個人的な優先順位に置く、そうした当たり前の事柄を音羽さんは「正義感」のゆえなのか前提的に認めないし、そのうえドクターさんやesさんのような発言者に対してまで不実を重ねるどころか暴言三昧。「ネガティブキャンペーン」の最大の功労者が御自分であるということがわかっていない。そういうのは、傍迷惑なコドモの「正義感」としか呼びようがないのですけれど。


「やっぱり僕には音羽氏が、さくらちゃん以外はどうなってもいい、たとえ募金がいい加減な使われ方をしてもいいと言ってるようにしか見えませんでした。」ええ、事実としておっしゃる通りです。ただ音羽さん本人は自らの姿勢をまったくそういうふうには認識していなくて。つまり音羽さんは、関心の所在の個別的な複数性という原理原則についてまったく理解も認識もしていないがゆえに、自らの「正義感」に基づいた姿勢が他からはそのように映り得るという基本的な事実に、まるで気が付いていない。だから「脳内」と言われるのであるし、鏡を見よと大勢の人間から指摘されまくるのもまったく当然のことではあります。


・とおりすがったのでさん


はじめまして。(18日付コメ欄)「またコメント欄削除しても問題ないように保存しときました。」エントリでもお伝えしましたが、わざわざ保存のうえコメ欄にて知らせていただき、本当にありがとうございます。音羽さんの削除癖がかくも常習的なものであることに途中で気が付きました。お手を煩わせてしまってすみません。私も昨夜、当ブログにおける音羽さんのコメントをすべて保存しましたので、御心配なさらないでください。もっとも音羽さんの書き込みについてはエントリ本文にてほぼ全面的に引用してはいるのですが、状況の事後的な参照のためにもコメ欄のログは確保しておくべきですね、やはり。



・通りすがりEさん


はじめまして。クールでドライな、音羽さんに対する短くもクリティカルな指摘、ありがとうございます。「google検索の上位5件の事柄しか集めてこないあなたにこそふさわしい」ええ、ですから自らの関心がない領域に首を突っ込むことはやめた方がよいとあれほど。議論を「切り分け」る意思と能力があったなら「手術緊急性に対する疑義」といった領域に検討的な体で言及することがなくとも、自らの関心の領域に準拠しての「告発運動」に対する批判はあるいは可能であったのです。ただしそれは「記事」としては成立し得ないものであって、そのことをわかってはいたから体裁を整えたつもりではあったのでしょう。「予想どうりの結末」でした、か。確かに「これが音羽理史のやり口なんですよ。数年前から全く成長していない。」ということは町村氏のブログのコメ欄を拝見してもよくわかりました。「数年前から」この不毛な反復を知っているなら、それはドライで冷淡な口調になりますよね。お察しします。


・罵倒観音さん


はじめまして。的確な突っ込みをありがとうございます。私はエントリにて記した通りオーマイニュースを普段はまるでチェックしていない甚だ不案内な人間であるのですが、確か、オーマイニュースの「ひと言」欄によく書き込まれている方ですよね。もし違っていたら申し訳ありません。オーマイニュース界隈と申しますか、オーマイニュースwatch界隈から来訪されている方は当たり前ですけれど多いのでしょうね、きっと。むろんコメ欄が荒れる等の影響もなく、音羽さんに関するインフォないし助言さえいただいた以上、管理人としてはまったく無問題であり、かつ感謝しています。


・通りすがった断さん


はじめまして。まったくおっしゃってくださっている通りです。私の「意図」は少なくとも音羽さん以外の方には汲み取っていただけてはいるようで何よりです。感謝します。最初から簡潔に、通りすがった断さんのように記せば済むことではあるのですが、それで音羽さんが納得(というか理解)するはずがない、音羽さんに「説明」するために前提的な部分から仔細に分節し「切り分け」て前提の階梯を段階論的に記してきたつもりでは、筆者の意図としてはあったのですが「くそ長い上に実がない」と両断されてしまった点、私の至らなさゆえのことではありながら、こればかりは本当に「残念」ではあります。ドクターさんがおっしゃる通り、結局は「噛み合わなかった」ということなのでしょう。わかっていたことではありますが。音羽さんは「まだ青い。それだけだ。」私もまったく同感です。もっとも私もまた「まだ青い」若造であったりはします。だからこれだけ「付き合った」のでしょう。「予想通りの」残念な「結末」と相成りましたけれど。


・通り過ぎましたさん


UP直前の滑り込みレスです。はじめまして。過分な言葉をいただき大変に有難いのですが、行きがかりといえ音羽さんをめぐって計12エントリも掲示した私が大人であるかは甚だ怪しかったりします。音羽さん以外の、コメントを書き込まれていた方々の「大人っぷりが際立って」いたことは、私もまた同意します。通り過ぎましたさんが記されている見解こそむしろ、余裕ある大人のそれであるとも敬して思います。「ふ〜〜んなるほどと」音羽さんがいくばくかでも「思って」くれていたのであるなら幸いです。「多様な視点」の存在を知りそれに準拠して「持論を変更」することは、たとえ実名であってもなんら恥ずべきことではないはずです。「20の青年」であるからこそ「自分の立ち位置を自ら規定」する必要も義理もどこにもないのに。私などその頃は、いや現在でも猫の目のように「持論」と「立ち位置」が変わりゆく無節操男であるのですけれども。


以上、またも長々しくなりましたが、総括の意味合いを込めて、コメントしてくださった皆様に対する個別的な御返事をさせていただきました。もし万々一、レス漏れがありましたら他意はまったくない迂闊のゆえですので、ひらに御容赦ください。レスが遅れに遅れて、本件のまとめと同様のものになってしまった点、申し訳ありません。何よりも、watchも含めてここまでお付き合いくださったすべての方に、切なる感謝を申し上げます。皆様、有難うございました。行きがかりゆえの「かりそめの意見交換」自体はやはり残念な結果に終わりましたが、それ以上の嬉しい出来事がいくつもありました。音羽さんの反応は大方想定の範疇でありましたが、それ以外の事柄は多く想定外でした。費用対効果として私が立てた目途は、対外的にも成立していたと思います。事の次第を追いかけてくれた皆様に幾度でも心よりの感謝を。もう過ぎてしまったけれど、遅ればせながらひとまずの乾杯をチューハイで。メリクリ!