文字通りの意味で耳があまりよくないせいもあって、基本的に音楽はあまり聴かないのだが、秋過ぎゆき曇天の枯枝見上げては涙ぐむほどに孤独に打ちひしがれる昨今、気を紛らわすために適当に仕込んできて繰り返し聴いているのは。
『クルト・ワイル 三文オペラ』
『ヤニス・クセナキス作品集』
どちらもなかなかよい。特に前者はレトロかつドイツ的でシブく、ザッハリッヒな私の心象風景にもぴったりで、苦いコーヒーによく合う。クセナキスはギリシャの現代音楽家。大ヨーロッパの前衛って素敵。ノイエ・ザハリヒカイト。コーヒーブレイク。